導入事例のご紹介

Case 23: Wi-Fi通信仕様事例

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≪概要≫

遠隔施工・解体ロボットの世界的リーダーであるBROKKのWi-Fi通信仕様の事例をご紹介します。

BROKKを遠隔操作する際の無線周波数帯について、日本では429MHz帯の特定小電力帯を使用していますが、この周波数帯が他の機器で既に使用されている場合や混線の可能性がある場合は、Wi-Fi回線に変換して運用されているケースもあります。

日本国内でも、主に原発、製鉄所等での導入事例があります。

≪特徴≫

①他機械との混線回避

Wi-Fi通信にすることで、特定小電力無線周波数帯を用いている天井クレーン等との混線を避けることができる

②2つの運用タイプ

デスク据え付けタイプ【超遠隔操作】と、キャリーにEthernet変換モジュール付バッテリー、Wi-Fiアンテナ、コントローラーを搭載した、まとめて持ち運びが可能なタイプ【近距離操作】

③カメラ&モニター接続も可能

Wi-Fi通信仕様に加えて、カメラとモニターを介してBROKKオペレーションを行う事例もある(超遠隔操作の場合)

≪技術仕様≫

・特定小電力無線帯(429MHz)を変換モジュールにてEthernetへ変換し、ケーブルを経由してアンテナとBROKK本体の送受信機の間でWi-Fi通信を行う。
・Wi-Fiの周波数帯は2.4GHz、5GHz帯、いずれも可能。
・Ethernet変換モジュール付バッテリーボックスがコントローラー、変換モジュール、Wi-Fiアンテナの電源を担う(近距離操作の場合)。

≪導入事例 写真≫

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据え付けタイプ


ネットワーク接続型のカスタマイズであり、オペレーターはコントロールルームからBROKKロボットを操作できます。ネットワーク構成によっては、2,000メートル(6,500フィート)以上離れた場所からマシンを操作可能です。

このソリューションには、統合された制御装置とビデオ画面を備えた人間工学的設計のオペレーターデスクが含まれており、オペレーターに快適な作業環境と最大効率を実現するための最適な条件を提供します。

1つの制御ステーションから複数の BROKKロボットを操作することが可能で、BROKKはWi-Fi経由で接続され、操作されます。(Ethernet経由も可能です。)

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周囲4か所にカメラを設置


※ビデオオプション
標準のビデオオプションには2台のカメラが含まれており、作業エリアの良好な視界を提供するため、ブレーカー使用の際にに最適です。
アタッチメント交換が必要な時や、周囲の状況をより明確に確認されたい場合は、上図のように4台のカメラ(固定式または固定式とパンチルトズームの組み合わせ)の設置も可能です。

※ネットワーク要件
Brokkネットワークリモート操作ソリューションを動作させるためには、特定のネットワーク要件を満たす必要があります。具体的なネットワーク要件は、ご要望に応じてご提供可能です。

※オーディオオプション
オーディオフィードバックオプションを追加することで、オペレーターの体験が向上し、作業効率が向上します。ソフトウェアイコライザーは不要な音のフィードバックをフィルタリングします。

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近距離操作タイプ


掲載した導入事例写真はいずれもカメラ+モニターの構成ですが、カメラを用いずにコントローラー+Wi-Fi変換装置(コントローラー/アンテナ用バッテリー含む)+Wi-Fiアンテナの構成で運用する例もございます。

お問合せがございましたら、弊社までお気軽にご連絡ください。