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TSTスウェーデン
体温調整ベスト「クーリングベスト」

保冷庫不要、電気代不要の冷却剤、PCM材を採用した体温調整ベスト

TSTスウェーデン社の「クーリングベスト」

1990年創業のTSTスウェーデン社(TST SWEDEN AB)は、ユニークで革新的な技術をもとに、高機能かつ快適性の高い、様々な防護服を開発・製造しているスウェーデンのメーカーです。同社の体温調整ベスト「クーリングベスト」は、冷却剤に特殊なテンプテック材(28℃以上で固体からゼリー状に変化。その際、体温の熱を奪い、体温上昇を防止する)を採用。保冷剤や瞬間冷却剤とは異なり、保冷庫、電気代が不要な上に、着用者の身体を冷やし過ぎることなく、身体に優しい冷却感を提供します。クーリングベストは、化学物質やウイルス細菌などから身を守る化学防護服や耐火服、耐熱服の下に、また生産現場や工場などでの過酷な環境下(高温、冷房ができない作業場など)での作業服の下などに着用することで、着用者を熱によるヒートストレスから守り、作業効率の向上に貢献します。さらに作業中の集中力も高めることで、着用者の安全を守ります。

クーリングベストの機能

クーリングベストは、高温の環境下での作業や激しい活動時に、着用者を体温の上昇から守るために開発された体温調整ベストです。ベストの内側のポケットに挿入した計20個(マルチの場合)のテンプテック材が、着用者の身体から熱を吸収します。

*保冷剤ではないのに冷える理由
水は、気体(水蒸気)、液体(水)、固体(氷)の相を持ち、相間を変化する際、大きなエネルギーを必要(放出)とします。テンプテック材は水と同様の性質を応用し、28℃で固体から液体に相変化(水は0℃で相変化)。その際、大きなエネルギーを吸収し、周囲の温度上昇を抑えます。

クーリングベストの主な特長

保冷庫不要、容易な保管/復元
テンプテック材は、22℃以下で液体(ゼリー状)から固体に復元します。よって、保冷庫を携帯する必要がありません。電気代も不要です。ほとんどの場合、使用しないときに保管しておくだけで自然に元の固体の状態に戻ります。高温の場所で使用する場合も、エアコンの効いた部屋(22℃以下)に置いておけば、簡単に復元します。目安として22℃の外気温の下では復元に約2~3時間要します。本来冷凍・冷蔵庫は不要ですが、復元時間を短縮したい場合には冷凍・冷蔵庫に入れて復元することも可能です。8℃帯の冷蔵庫だと30分程度、冷凍庫の場合は15分程度で復元します。
身体に優しい冷却感
保冷剤や瞬間冷却剤のように保冷庫で冷やした冷却剤は、作業者の熱を過度に奪い、下痢や腹痛、凍傷、身体機能の低下などを引き起こす場合があります。28℃で作動(相変化)するテンプテック材は、冷たすぎないため、薄いTシャツなどの上に着ることが可能。作業者の健康、快適性を考えて開発された冷却剤です。
長時間の冷却効果
冷却効果は、テンプテック材がゼリー状になるまで(約45分~約2時間)持続します。身体が必要なときのみ、冷却効果が得られるのが優位な点です。
快適な着用感
簡単に装着でき、すっきりとしたデザインで身体にぴったりフィット。重さも約2キロ(マルチの場合)と軽量で、化学防護服や耐火服などの下に着用しても動作を妨げません。*機能を最大限発揮させ、より高い快適性を得るために、クーリングベストは湿気を通すような薄い衣服の上から着用してください。

クーリングベストの用途例

化学防護服や耐火服、耐熱服、絶縁服、作業服、スポーツウェア、衣服などの下に着用
危険物処理、特殊災害処理、消防、レスキュー、原子力発電所や火力発電所、鉄工所など工場(溶鉱炉、溶接、ボイラーなど)、モータースポーツ(レーサー、メカニック)、各種スポーツ(スウェーデンではスキーのナショナルチームがクールダウンに活用)など

製品仕様

仕様 マルチ フレキシ
ベストのカラー
項目見出しセル 約2kg 約1.6kg
ベストのサイズ S-M:84~100cm
L-XL:100~116cm
XXL-XXXL:116~132cm
フリーサイズ
ベストの種類 テンプテック材の融解度が28℃
テンプテック材の素材 混合塩(中身)、パレロンコーティングアルミニウム(外側)

参考データ

クーリングベストの効果(試験結果)

28℃の冷却材を雰囲気温度44℃に置いた場合の温度変化

Coolingbest-fig03.png
Coolingbest-fig04.png

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