
Membrane Systems Europe(MSE)
MSE メンブレンカバーシステム(バイオガス貯蔵システム)
Membrane Systems Europe B.V.(MSE)は、バイオガス設備や液体貯留施設向けの膜構造カバーシステムの設計・製造・施工を手掛ける世界的リーディングカンパニーです。
これまでに80か国以上で8,000基を超えるダブルメンブレンシステムの導入実績を有し、再生可能エネルギー分野や環境インフラ分野において高い評価を得ています。
MSEの製品は、すべて最先端の100%高周波溶着技術(HF Welding)により製造されています。熱風溶着方式と比較して高い精度と均一な品質を実現するとともに、ドイツのEurocode 1(DIN 1055)およびTRAS 120などの厳格な設計基準に基づき、風荷重や積雪荷重を考慮した構造設計が行われています。
高い耐久性、安全性、メンテナンス性を兼ね備えたソリューションとして、世界中のバイオガスプラントや環境関連施設で採用されています。
主な導入分野
MSEの膜構造システムは、バイオガスの貯蔵や臭気対策、液体貯留設備の被覆用途として幅広く利用されています。- 農業系バイオガスプラント
- 食品・飲料・化学工場などの産業系バイオガス設備
- 固形廃棄物処理施設
- 下水処理施設
- 汚泥処理施設
- 消化液・排水・液体肥料等の貯留設備
- オープンラグーンおよび貯水池
製品ラインアップ
バイオガスドーム(Biogas Dome)
バイオガスに含まれる腐食性成分に対して優れた耐性を持つ高品質メンブレンを採用しており、鋼製ガスホルダーで課題となる腐食リスクを大幅に低減します。また、同容量の鋼製ガスホルダーと比較して導入コストを抑えることが可能で、世界的に広く採用されているガス貯蔵方式です。
主な仕様
- 貯蔵容量:40〜12,500m³
- 最大運転圧力:50mBar
主な用途
- 農業向けバイオガスプラント
- 産業向けバイオガス設備
- 廃棄物処理施設
- 排水処理施設および汚泥処理施設
ダブルメンブレンカバー(Double Membrane Cover)

内膜と外膜の間に送風機で空気を供給することで、貯蔵ガス量に関わらず安定したドーム形状を維持します。安全なガス貯蔵と優れた耐候性を両立し、さまざまな気象条件下で安定した運転を実現します。
主な仕様
- 最大適用径(タンク直径):55m
- 最大運転圧力:20mBar
特徴
Low-E、Trisolator、Heat Flow Reducer、フォーム断熱材などの断熱オプションを追加することで、熱損失を大幅に低減し、熱貫流率を約3.5 W/m²から0.8 W/m²まで改善できます。角型ダブルメンブレン(Rectangular Double Membrane)
湿式・乾式消化の両方式に対応し、臭気の拡散を抑制するとともに、発生したバイオガスを安全に貯蔵します。
円形タンクだけでなく、角型や特殊形状の設備にも柔軟に対応可能です。
主な仕様
- 最大対応長さ(幅):120m
シングルメンブレンカバー(Single Membrane Cover)

中央支柱とステンレス製固定部材により支持されるため、大型の支持梁を必要としません。
軽量で柔軟性に優れ、メンテナンス負荷が少ないことから、従来の金属製屋根に代わるソリューションとして採用されています。
また、特許取得済みの「Single Solar Cover」では、フレキシブル太陽光パネルを直接屋根上に設置することも可能です。
周辺機器・統合ソリューション

MSEでは、カバーシステムに加えて、設備全体の安全性と自動化を支える各種周辺機器を提供しています。
Quality Membranes(高品質メンブレン)
MSEでは、Serge Ferrari社およびVerseidag社製の高品質な産業用ポリエステルメンブレンを採用しています。VC-800、VC-900、VC-1100、VC-1300、VC-1500などの材料ラインアップから、タンク規模やプロジェクト要件、運転圧力に応じて最適な仕様を選定します。すべてのメンブレンはDIN 4102 B1難燃基準に適合しており、メタンガスの透過を抑制するよう設計されています。Ventilator System(送風機システム)
専用の送風機(FRV-110 / FRV-160 / FRV-225)により、内膜(インナーメンブレン)と外膜(アウターメンブレン)の間に、通常2.5 mBarの一定の空気圧が維持されます。 これにより、ガス貯蔵量の変化にかかわらず構造的な安定性が確保されるとともに、カバーシステムを風荷重および積雪荷重から保護します。Gas Volume Measurement System(ガス容量測定システム)
ガス貯蔵容量は、内膜の高さを測定することによって監視できます。 利用可能な測定技術は以下のとおりです。GasHmeter(液圧式)
Ultrasoon(超音波式)
Weight with belt(物理高さ測定)
測定データは4~20mA信号として出力され、プラント制御システムへ統合することができます。
Over-/Underpressure Valve (OUPV)(過圧・負圧バルブ)
OUPVは、異常な圧力状態からシステムを保護します。標準設定では、圧力を-1.0 mBar~+5.0 mBarの範囲内に維持します。必要に応じて、カスタマイズされた圧力設定範囲にも対応可能です。
Support Construction(支持構造)
MSEは、長期的な運転信頼性を向上させるため、ステンレス製センターコラム、PESサポートベルト、脱硫ネットなど、さまざまな支持構造オプションを提供しています。これらの構成部品は、メンブレンの変形を防止するとともに、コージェネレーション(CHP)エンジンなどの下流設備の保護にも寄与します。
MSEが選ばれる理由
実績に裏付けられた品質とグローバルな導入実績
MSEは、世界で8,000件を超える導入実績を有しており、その豊富な経験と品質への取り組みを示しています。すべてのシステムは自社で設計されており、高品質な材料と先進的な高周波溶着技術を用いて製造されています。
包括的なプロジェクトサポート
MSEは、エンジニアリング、製造、ならびに経験豊富な専門チームによる現地据付を含め、プロジェクトの全ライフサイクルを通じてサポートを提供します。柔軟なカスタマイズ対応
システム設計および使用材料は、プラント規模、用途要件、ならびに設置地域の環境条件に応じてカスタマイズすることができます。ガデリウスが提供するバイオガス・液体貯蔵ソリューション
ガデリウスは、Membrane Systems Europeとのパートナーシップを通じて、バイオガス製造および液体貯蔵用途向けの高品質なメンブレンカバーシステムを提供しています。新規設備の導入、設備拡張プロジェクト、既存施設の改修を問わず、ガデリウスは各プロジェクトの個別要件に応じた最適なソリューションをご提案します。
MSE製品に関する詳細やお見積りについては、お気軽にガデリウスまでお問い合わせください。
